タッチセラピーコラム 7/19|小児タッチセラピー:7つの利点
「なぜ、子どもにマッサージが必要なのか」とよく聞かれることがあります。
「効果を裏付ける研究結果があるのか、それとも、子どものリラクゼーションに基づく介入であり、他の効果は特にないということなのか」とも、尋ねられます。
もちろん、リラクゼーションはタッチセラピーの基本であり、リラックスすることがさらなる効果につながることは多くあります。
介入の目的がリラクゼーションだけである場合もありますし、むしろそうであるべきと私は考えます。子ども達だって、ストレスを抱えていますからね。
まずは、すべての子どもたちは個々のペースで成長、発達していくということを常に念頭に置いておくことが重要です。
そのため、マッサージやタッチセラピーの体験も、子どもによって異なる反応が見られるでしょう。
すべての子が同じ反応を示すことはありません。
すぐに気分が良くなった、症状が改善されと報告する子もいれば、何度もセラピーを受けることで違いが出てくる子もいます。
タッチセラピーが子ども達にもたらす身体的、心理的、精神的な利点は、研究発表でこれまで十分に証明されています。
そして私たちセラピストの目標は、最善の効果を得るべくこの侵襲的な療法を提供することです。
科学に裏付けられた小児タッチセラピーの報告の中でも、最も多いのが次の7つの効果です。
1. 成長と発達の改善
2. 睡眠リズムの改善
3. 不安の軽減
4. 小児医療に関連する身体的症状や、精神的不快感の緩和
5. ストレスホルモンの減少
6. 免疫機能の向上
7. 痛みの軽減
調査研究では、多くの医療従事者たちが特別なケアを要する子ども達にマッサージを実施したところ、マッサージはマイナスな影響よりも総合的にプラスなメリットがあることが結果として明らかになっています。
また、保護者たちも我が子にマッサージを行ったことで、子どもをより近くに感じることができ、お互いのストレスや不安が減少するだけでなく、我が子を癒すために「自分にもできることがある」と感じられる結果が報告されています。
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第1回:子どもの睡眠とタッチセラピー
第2回:施術の同意を得る重要性
第3回:タッチの役割〜絆と愛着〜
第4回:子ども向けマッサージ・タッチを親に指導するメリット
第5回:ベビーマッサージvs小児マッサージ:何が違うの?
第6回:子どもたちの感覚統合とタッチについて
第7回:小児タッチセラピストってどんな仕事?
第8回:ティナ先生新書「赤ちゃんのためのマッサージ」
第9回:【小児タッチセラピー】特別な診断を受けた子たちへの利点
第10回:災害時に対応する子どもへのタッチ
第11回:【Q&A】ダウン症・痛覚鈍麻・自傷行為のあるお子さんへのタッチセラピー
第12回:ベビーマッサージに関するQ&A
第13回:医療施設でのタッチによる刺激
第14回:小児タッチセラピーにおける【5つのP】
第15回:【A Work of Heart.】に込められた、ティナ先生の想い
第16回:Don’t Quit Your Daydream!
第17回:医療現場でのタッチセラピー
第18回:「正中線を越える動き」とは?発達にどう関わる?
第19回:正中線を越える動きを促す、具体的な活動例
第20回:みんなで繋がろう!【リドルキッズ♡元気会】
第21回:子どものためのマッサージ① 基本編
第22回:子どものためのマッサージ② 成長痛への対応
第23回:環境で変わる、子どもにとっての「タッチ」
第24回:ティナ先生の日本での12年
第25回:小児病院での活動
第26回:子どものためのマッサージ③ 便秘への対応
第27回:子どものためのマッサージ④ 鼻詰まり・咳・痰のためのマッサージ
第28回:子どものためのマッサージ⑤ 頭痛に効くマッサージ
第29回:子どものためのマッサージ⑥子どもが抱えるストレスや緊張のためのマッサージ
第32回:「自閉症の子どもとタッチセラピー」
第33回:「自閉症の子どもとタッチセラピー②」
第34回:「自閉症の子へのタッチ:具体的な改善例」
第35回:「自閉症の子へのタッチ:具体的な改善例(2)」
第36回:「自閉症タッチ講座を受講して」
第37回:「世界自閉症啓発デー 2022」
第38回:「講座から広がるつながり」
第40回:「今だからこそ必要な【セルフケア】」
第41回:「自閉症の子はタッチが嫌い?」
第42回:「マッサージは赤ちゃんを賢くする?」