「子どもたちは、天からの最高の授かりもの。
ひとりひとりを最大限に尊重する心をもって、ケアする必要がある」

これは、代表ティナ・アレンが掲げる信条です。

「私(ティナ・アレン)のパッション(情熱)は、ひとりでも多くの子どもたちや親ごさん、

先生たちに、愛のあるタッチを伝えていくこと」

「すべての子どもたちに愛のあるタッチを。

タッチを受けにくい子どもたちにこそ沢山のタッチを届けたい」

とも伝えます。

ティナの言葉からも表されるように、私たちは、ひとりでも多くの子どもたちが温かい愛のあふれるタッチを受けられることを目標に、日々の活動を進めています。

タッチ=触れることは、子どもたちの心にも触れることです。子どもたちがひとりひとり個性をもつように、子どもたちが好むタッチもひとりひとり異なります。

私たちは、そんな子どもたちの希望を常に尊重し、 その子どもにとって、今、どのようなタッチが必要かという思いを大切にしています。

 

子どもたちへのタッチの利点


赤ちゃんへのベビーマッサージ、そして、医療ケアを必要とする子どもたちへのタッチは、身体的、心理的、感情的な面からも利点があるということが、さまざまな調査研究結果により認められています。 また入院治療中の子どもたちは、タッチが不足しがちであることも調査により明らかとなっています。

乳幼児への利点

・体重の増加/脳神経への刺激/皮膚や筋肉の調子を整える/リラックス/呼吸機能の改善/親子の絆づくり/愛着や自尊心の発達/睡眠パターンの改善、などがあげられます。

医療ケアを必要とする子どもたちへの利点

・筋緊張や萎縮の改善/関節可動域の改善/呼吸機能の改善/睡眠パターンの改善/便通がよくなるなど消化機能の改善/親子の絆づくり/リラックス/入院期間の短縮/脳神経への刺激、などがあげられます。

発達障害・自閉症の子どもたちへのタッチについて


これまでの研究によれば、発達障害や自閉症の子どもたちにに日常的にタッチセラピーを行うことで、突発的な行動が少なくなり、友だちと遊ぶときの社会性を向上させることが分かっています。またタッチセラピー後は、周囲に気を配るようになるとも言われています。タッチセラピーにより、自閉症児の注意力を向上させ、接触嫌い、衝動性などを軽減することができると言われています。

  • ゆったりとリラックスする
  • リラックスすることで、眠りやすくなる
  • ストレスを減らす
  • 筋肉のけいれんを和らげる
  • 接触刺激や肉体的感触に慣れる

自閉症を持つ子どもたちの多くは、感受性が強く、それが負担となっているため、周囲への意識や感覚に欠けていることがあります。そのため、タッチセラピーの最中は、子どもが発する全ての合図に注意を向ける必要があります。自閉症児は、他の子供たちのように言葉を上手に使うことができない子どももいます。そのため言葉ではない会話、合図にも気を配ることが大切です。