タッチセラピーコラムVol.12|ベビーマッサージに関するQ&A

本日は、現在開催中のベビーマッサージ指導者養成講座においてもご紹介している、皆様からよくいただくご質問への回答をご紹介いたします。

どのようなオイルを使えばよいですか?

低温圧搾された植物性100%のオイルをおすすめします。特に植物性オイルは、アレルギーを引き起こす可能性が少ないため、お薦めできるオイルです。オイルは子どもの体に吸収されていくものなので、石油由来のミネラルオイルではなく、植物性のオイルをおすすめします。

どのくらいマッサージを続けてもよいですか?

赤ちゃんや子どもにとって、マッサージが効果的に働き、親子ともに楽しんでいるようならば、続けていてよいでしょう。数分でよい時もありますし、子どもが喜んでいるようであれば30分からそれ以上長いときもあるでしょう。

マッサージをするときの環境は?

マッサージのための静かな環境をつくりましょう。親子ともに暖かく、快適な状況であることを確認しましょう。例えば、マッサージをする側のお母さんは、ソファや壁にもたれかかって、背中を支えてもよいでしょう。

何歳まで行ってもよいですか?

赤ちゃんのときから、10代になるまでやって頂きたいものです。いくつになっても大切なことは、子どもの気持ちを尊重し、マッサージをしてもよいかどうか最初に聞くことです。マッサージは、成長していく子どもに寄り添っていくための素晴らしい方法です。いくつになっても、マッサージをはじめるのに、遅いということはありません。兄弟にとっても、兄弟間のけんかを減らす良い方法でしょうし、それに集中することで、家族にとって新しいコミュニケーションの方法となり得るでしょう。

どのような気持ちでマッサージをするべきですか?

マッサージには、癒しの効果もあると言われていますが、子どもにマッサージをするときには、子どもと一緒にいる時間を大切にする気持ちで行うとよいでしょう。マッサージは子どもと一緒にするものであって、親が子どもに一方的にするものではありません。自分の手と心の声を聴き、子どもと1対1で向き合える時間を分かち合っていきましょう。目標をもったり、期待するのではなく、この貴重な時間と経験を楽しむ気持ちで行いましょう。

父親がやってもよいものですか?

もちろんです。父親が行うことは、子どもに愛情とサポートを示す非常に素晴らし機会となります。子どもに対する父親の関わり方と、母親の関わり方は異なるでしょうし、父親の関わり方は尊重されるべきものでしょう。

マッサージの最中、赤ちゃんの気持ちをどのように知ることができますか?

子どものボディランゲージや顔の表情、動き、音、言葉、などを観察しましょう。慣れていくに従い、子どもがマッサージを楽しんでいるか、それともマッサージを変えたり、止めたりした方がいいのか、子どもの出すサインに気がつくことができるようになるでしょう。

マッサージの準備はありますか?

環境を整えたら、まずは自分をリラックスさせるために一呼吸を置きましょう。深呼吸を何回かする、ストレッチをするなど、リラックスできることなら、どんな方法でも構いません。オイルを手にとり、子どもにマッサージをしても良いかどうか聞きましょう。音楽をかけたり、歌を歌ったり、楽しめるように準備しましょう。




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第1回:子どもの睡眠とタッチセラピー
第2回:施術の同意を得る重要性
第3回:タッチの役割〜絆と愛着〜
第4回:子ども向けマッサージ・タッチを親に指導するメリット
第5回:ベビーマッサージvs小児マッサージ:何が違うの? 
第6回:子どもたちの感覚統合とタッチについて
第7回:小児タッチセラピストってどんな仕事?
第8回:ティナ先生新書「赤ちゃんのためのマッサージ」
第9回:【小児タッチセラピー】特別な診断を受けた子たちへの利点
第10回:災害時に対応する子どもへのタッチ
第11回:【Q&A】ダウン症・痛覚鈍麻・自傷行為のあるお子さんへのタッチセラピー