タッチセラピーコラム 4/3|「自閉症の子どもは触れられるのが嫌?」

 

自閉症の子はタッチが嫌い?

”自閉症の子どもは触られることを好まない” – それは、大きな間違いです。

これまでティナ先生がこのように話すと、多くの人たちがまず「信じられない」という反応を示してきたと言います。



以前、自閉症タッチセラピー指導者養成講座の冒頭で
ティナ先生が、こんなお話をされました。

ーー
自閉症の子は触れられたくないのか?

答えはNOです。

「触れてはいけない。触れられるのを嫌がる。」
このことは大きな誤解であって、
嫌がる(嫌がっているように見える)のには理由があるだけのこと。

それを知り、深く学び、受け止め、

多くの人々に広めていきたい。

その思いが、この講座をつくる原動力になりました。

ーー

自閉症について

自閉症は、感覚器系の機能不全と触覚系の機能不全を特徴とし、しばしば特定の光、音、匂い、触覚などを嫌がるとされています。

自閉症の子どもたちは、身体的な接触に抵抗しがちだと認識されながらも、多くのセラピストや保護者たちが、自閉症スペクトラムとみなされる子どもたちにタッチセラピーを行うことで、症状が改善されている状況は、とても興味深いものがあります。

子どもが心身ともに健全に成長していくためには、愛情のこもったタッチが必要不可欠であることはわかっています。その中で自閉症の子どもたちには、彼らの特性に配慮したタッチセラピーを施術することが重要になってくるのです。そして、特性を理解し、配慮した上でタッチセラピーを施せば、大きな効果が現れることがわかっています


自閉症(自閉スペクトラム症=ASD)が、子どもたちに与える影響は簡単に定義できるものではありません。多くの子どもたちに、多動性、注意力の欠陥、筋肉の萎縮、睡眠や消化器系のトラブルなどが見られます。

そしてタッチセラピーには、これらの症状すべてを改善させる可能性があるのです。


施術の前に、覚えておくべきこと

(1)触られることへの不安
子どもは触られることへの不安を抱いていることが多くあります。以前触られたことを痛いと感じたことがあったり、不安に感じさせられたことがストレスの原因になっている場合があります。その不安が、嫌悪感や抵抗といった形で現れることがあるのです。また、感覚過敏で過剰に反応を示したり、反対に感覚鈍麻である場合もあります。

(2)コミュニケーション
すべての施術において、子ども主導で進めるべきです。そのため、タッチを始める時には、保護者やセラピストは、子どもの言葉、言葉が発せられない場合はその子の表情や動きなどに、最大の注意を払いながら行いましょう。
タッチの手技、手触り、感覚、施術の環境などに関する子どもの好き嫌いをじっくり観察・認識することによく時間をかけてください。これは、子どもに自閉症の診断があってもなくても関係ありません。子ども一人ひとりを尊重し、個々のニーズに応じてあげましょう。

(3)タッチの利点
タッチセラピーはコルチゾールレベルを下げ、オキシトシンレベルを上げ、ストレス、不安、緊張の軽減に直接関連する可能性があることが多くの研究で示唆されています。小児タッチセラピーを通じて良いタッチ、安全な触覚刺激を受けることで、生涯にわたりその効果があらわれるのです。

 

タッチセラピーを受けた子どもたちは、時間の経過とともに、空間意識や身体意識ができるようになる可能性があることもわかっています。この安全かつエビデンスに基づいた方法は、感覚統合と合わせて、注意欠陥や接触嫌悪、集団不適応を減らすのに効果的です。

たとえ同じ診断名であっても、子どもたちが全く同じ症状を示すことはありません。
ゆっくりと、時間をかけて、その子にとって最も良い効果を得られるタッチを与えてあげましょう。

 


◯自閉症をはじめ、発達に特性をもつ子どもたちに向けたタッチセラピーをティナ先生から直接学びたい方へ

 

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 4月18日・19日(横浜会場)
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★ I(基本編)& II(上級編) お得なダブル受講

 

2025年|対面講座スケジュール