タッチセラピーコラム:Vol. 21|【子どものためのマッサージ① 基本編】

 



タッチの研究により、愛情を持ってふれあうことは、子どもの心と体の成長・発達、また自己肯定感の基礎を築くのに欠かせないものだということがわかっています。日常的な愛情のこもったふれあいはもちろん大切ですが、子どもに定期的におこなうマッサージは、体の機能、神経、心の発達をより活発にします。

子どもにマッサージするときには、複雑なテクニックは必要ありません。
お互いがリラックスできる時間帯を探して、楽しみながら日常に取り入れられるマッサージをご紹介していきます。

【注意事項】
以下で紹介するマッサージは、健康な子どもに愛情をもってふれる方法の提案であり、決して医学的な勧告のかわりになるものではありません。また、このテクニックを医療従事者の許可なく乳児や特別な医療ケアを必要とする子どもに施すことは薦めません

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● 子どものためのマッサージストローク:基本編


ここで紹介するストロークは、全身に対してすることができます。優しい圧で、ストロークの大きさや形はその体の部位によって変えてみてください。

基本は、以下の6つのストロークです。

**まず最初に、マッサージをしてもいいか必ず子どもから許可をもらいましょう**

(1)愛情のこもったタッチ
マッサージを始める部位に、愛情をこめて優しく手を置き、今からその部位のマッサージをすることを伝えます。

(2)すべすべマッサージ
温めた手のひらで心臓に向かって優しく流れるように動かします。

(3)ハートのマッサージ
マッサージをする部位に、両手でハートを描きます。その部位に合わせてハートを小さくしたり、大きくしたりしましょう。

(4)クロスのマッサージ
背中・胸・その他大きな部位には、両指の腹や手のひらを交互に使って「X」を描きます。体の正中線をこえる動きをすることで、右脳と左脳の機能を活性化させます。

(5)ジグザグマッサージ
手を左右交互に変えながらジグザグと上下にすべらせます。

(6)やすらぎのマッサージ
温めた手のひらで、心臓から離れる方向に永く流れるように優しいストロークをしましょう。このストロークは、これでこの部位のマッサージが終わったことを子どもに伝えます。

●さらに詳しく知りたい方へ●

ティナ先生著「子どものためのマッサージ」
では、
子ども向けのマッサージについて
理論と手技がイラスト付きで詳しく、
わかりやすく記載されています。
内容は教科書並みのボリュームですが、
親しみやすいイラストと
親子で楽しめる「ストーリータッチ」などで
小さなお子さんにも人気の一冊です!


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(注意:こちらは指導者養成講座ではなく、セラピスト認定は受けられません)
第1弾:小児タッチセラピー →詳細をみる

第2弾:乳幼児タッチセラピー →詳細をみる
第3弾:医療現場でのタッチセラピー →詳細をみる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
▼タッチセラピーコラム|バックナンバー▼

第1回:子どもの睡眠とタッチセラピー
第2回:施術の同意を得る重要性
第3回:タッチの役割〜絆と愛着〜
第4回:子ども向けマッサージ・タッチを親に指導するメリット
第5回:ベビーマッサージvs小児マッサージ:何が違うの? 
第6回:子どもたちの感覚統合とタッチについて
第7回:小児タッチセラピストってどんな仕事?
第8回:ティナ先生新書「赤ちゃんのためのマッサージ」
第9回:【小児タッチセラピー】特別な診断を受けた子たちへの利点
第10回:災害時に対応する子どもへのタッチ
第11回:【Q&A】ダウン症・痛覚鈍麻・自傷行為のあるお子さんへのタッチセラピー
第12回:ベビーマッサージに関するQ&A 
第13回:医療施設でのタッチによる刺激
第14回:小児タッチセラピーにおける【5つのP】
第15回:【A Work of Heart.】に込められた、ティナ先生の想い
第16回:Don’t Quit Your Daydream!
第17回:医療現場でのタッチセラピー
第18回:「正中線を越える動き」とは?発達にどう関わる?
第19回:正中線を越える動きを促す、具体的な活動例
第20回:みんなで繋がろう!【リドルキッズ♡元気会】