タッチセラピーコラム 10/10|いつでもできる・学べる!|タッチセラピーで得られる7つの驚くべき効果
マッサージは大人だけのものではありません。
また、私が開発した「小児タッチセラピー」は、特別なケアを必要としていない、健常な子ども達にも、大いに効果を発揮し、多くの利点をもたらします。
不安の軽減から睡眠の改善まで、タッチセラピー・マッサージが子ども達の心身の健康にとって貴重な手段となり得る理由を、改めて見ていきましょう。
私がなぜ、全ての子どもへタッチを届けるべく活動しているのか、その理由がわかるはずです。
【効果①】不安やストレスの軽減
現代の子ども達は、学校での学習面で課題から人間関係の問題まで、数多くのストレス要因に長面しています。タッチセラピーは、コルチゾール(ストレスホルモン)のレベルを下げ、セロトニンとドーパミンのレベルを上げることで、落ち着きとリラックス感をもたらします。定期的にタッチを行うことで、子どもはよりリラックスできるようになり、不安も軽減され、心の健康状態が改善されます。
【効果②】身体的不快感の緩和
子ども達は、体の(急激な)成長、スポーツ、また慢性的な疾患などにより、身体的な不快感を経験することがあります。タッチセラピーは筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減し、柔軟性を高めることができます。国際リドルキッズ協会が開発した多くの手技は、不快感を軽減し、子どもが快適に過ごせるようになり、身体的不快感を緩和させる手助けをします。
【効果③】睡眠の質を高める
多くの子どもたちが、不安や多動性、その他の要因による睡眠の問題に悩まされています。タッチセラピーは神経系をリラックスさせ、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促進することで、睡眠のサイクルを改善することが分かっています。心地よい就寝前のマッサージは、子ども達が早く眠りにつき、より深く安らかな眠りを促します。
【効果④】情緒の健康をサポートする
触れることは、強力なコミュニケーションツールであり、情緒的な安らぎと安心感をもたらします。タッチセラピーを通して、子どもたちは「自分が愛されている」ことや「支えられている」ことを感じられるようになります。これは、変化やストレスが多い多感な時期には特に重要なことです。タッチを親が施すことで、親子の絆が深まり、子どもの感情面の回復力・レジリエンスが向上します。
【効果⑤】免疫機能の向上
タッチセラピーは、感染症と闘うナチュラルキラー細胞の活動を活発にすることで、免疫機能を向上させることがわかっています。さまざまな細菌やウイルスにさらされることが多い子どもにとって、免疫機能が強ければ、病気にかかりにくくなり、体の回復も早くなります。
【効果⑥】集中力と注意力の向上
タッチセラピーは、多動性を抑え、リラックスを促すことで、子どもの集中力と注意力の向上に役立ちます。これは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)やその他の注意力に関する問題を抱える子供たちにとって特に効果があります。心身を落ち着かせることで、マッサージは子どもたちが学校や集団での活動にてより良いパフォーマンスをあげる手助けとなります。
【効果⑦】健康的な成長と発達を促す
定期的なタッチセラピーは、血行を促進し、成長ホルモンの分泌を促すことで、健康的な成長と発達を促します。未熟児や低体重児にとってもマッサージが特に重要なのは、体重増加を助け、より健康的な成長を促すことができるからです。
★家庭でのマッサージセラピーの導入
保護者の方も、家庭でできる基本的なマッサージの手技を学ぶことができます。
そうすることで、子どもたちは、慣れ親しんだ安心できる環境でマッサージの恩恵を受けることができるのです。
国際リドルキッズ協会では、保護者の方々や子どもと携わる専門家に向けたタッチセラピー講座を数多く提供しており、マッサージが安全かつ効果的に行われることを保証しています。
◯小児タッチセラピー指導者養成講座
▶︎オンライン受講
▶︎対面受講
◯自閉症の子のためのタッチセラピー指導者養成講座
▶︎オンライン受講
▶︎対面受講
◯ベビーマッサージ指導者養成講座
▶︎ オンライン受講
※ 次回の来日(2025)では、ベビーマッサージ指導者養成講座 I(基礎編)の対面開催は予定されていません。
対面では、医療ケアが必要な赤ちゃんのためのベビーマッサージ指導者養成講座II(上級編)のみ開催予定です。
ご注意ください。
タッチ療法は、不安の軽減、睡眠の改善、免疫機能の向上、健康的な成長の促進など、子どもたちに数多くの恩恵をもたらします。 マッサージを子どもの日常に取り入れることで、子どもたちの身体的・精神的な健康をサポートし、日々の困難にも自信を持って向き合い、乗り越えられるような力をつけることができます。
マッサージは、小児タッチセラピーの認定セラピストが行う場合も、家庭で保護者が行う場合も、子どもたちの健康と幸福を高める貴重な手段となるのです。