タッチセラピーコラム11/1|コロナ禍とタッチセラピー
コロナ禍の中、様々な自粛要請や行動制限により、私たちの生活は一変しました。
マスクの着用から始まり、除菌、ステイホーム、社会的距離を置くこと、そして何より【身体的接触】を避けてきたのです。少しずつ緩和が進んでいる中でも、コロナの爪痕はあちこちに見受けられます。
(画像はお借りしました)
また、自分の身を守るための安全対策が必要な一方で、子どもを含むすべての人が孤独や不安、ストレス、うつ状態に陥るケースが増加していることもわかってきました。
これは、人と人とのつながり、すなわち触れ合いの不足が原因ではないかと多くの人が考えています。
アリゾナ州立大学の研究者は、身体的な接触を欠いたり、受けなかったりすると、健康に非常に長期的な悪影響を及ぼす可能性があることを発見しました。
文献:Relational and Health Correlates of Affection Deprivation: Western Journal ofCommunication: Vol 78, No 4 (tandfonline.com)
このような触れ合いの不足に対処することは、特に子どもたちにとって、これまで以上に不可欠なものとなっているようです。
国際リドルキッズ協会が開発し、提供しているタッチセラピーは、親やセラピストが直接身体に触れます。科学的根拠に基づいたこの療法は、医療上の懸念がある場合の注意も含め、一人ひとりの身体的、生理的、精神的なニーズを満たすために、その人に合った独自の方法で行われます。
タッチセラピーを使用すると、非常に深い効果が得られます。
まずタッチは迷走神経を刺激します。迷走神経は、脳とすべての臓器をつなぐ体内で最も長い神経です。迷走神経への刺激が改善されると、私たちのストレスや不安のレベルも改善されます。
またオキシトシン(愛情ホルモン)、ドーパミン、セロトニン(精神を安定させる物質)
は増加し、
コルチゾール(ストレスホルモン)のレベルは低下する傾向にあります。
子どもに焦点を当てる
リドルキッズのタッチセラピーは、子どもに焦点を当てています。
子どもたちは、身体と心を十分に発達させるために、様々なものから触覚的な刺激を受ける必要があります。
タッチセラピーを受けた子どもたちは、自然と多くの恩恵を受けることができるのです。
・不安やストレスの軽減
・肺と免疫機能の強化
・身体意識の向上
・絆と愛着の強化
・健全な境界線の感覚を得る
・幸福感を得る など。
子どもは大人と違う
子どもは大人とは異なる身体的、心理的、発達的ニーズを持っており、タッチの際にはその発達を考慮する必要があります。
そこで、発達を刺激するタッチセラピーや、年齢に応じたアクティビティを駆使して子どもと接する方法を工夫しましょう。また絵本の読み聞かせや歌で、子どもたちを惹きつけ、刺激しましょう。
特に12歳以前の子どもは、触れること、感じること、体験することを通して自分の世界について感覚的に学んでいきます。中でもタッチなど感覚を豊かにする活動は、発達を促すだけでなく、心を落ち着かせてリラックスさせる作用もあります。
大人として、私たちに出来ること
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