タッチセラピーコラム 8/8|ベビーマッサージの資格取得を考えてみませんか?(前編)
ーベビーへのタッチは、赤ちゃんを想うすべての人にー
これまでもベビーマッサージの魅力や有用性ついて何度かお伝えしてきました。
今回はベビーマッサージの魅力についてあらためてお伝えできればと思います。
ベビーマッサージを行うことは、単にベビーマッサージをキャリアとして捉えている人のものだけではありません。
感覚刺激は、すべての赤ちゃんの健全な発達に不可欠なものです。
わが子の発達に対して、「何かしてあげられることはないかな?」「できれば科学的なエビデンスに基づいたものがいいな」とアクティビティを探している保護者さんもいるでしょう。
そんな方たちにもベビーマッサージはピッタリです!
くわえてマッサージセラピスト、医療提供者、児童発達の専門家、そのほか誰かのためになりたい人たちにとっても、ベビーマッサージ認定指導者になることはベストな選択かもしれません!
ベビーマッサージの有用性とは?
ベビーマッサージは、トレーニングを受けた指導者が、特別に設計された安全で有用な技術を保護者に教えます。
指導者は、家族が赤ちゃんや子どもにマッサージする方法を学ぶ際のサポートに、重要な役割を果たします。また順を追って各テクニックを指導し、保護者がお子さんをマッサージします。
マッサージを受けた赤ちゃんは、さまざまな行動や認知、発達の改善が臨床研究で示されています。
タッチセラピーは、生理学・神経学的な発達と機能の促進に役立つのです。
また赤ちゃんが感じる不快感を和らげ、赤ちゃん(および保護者)の心地のよい睡眠を促進、家族全体の健全な絆を増進するとも考えられています。
ベビーマッサージの資格取得について
多くの親にとって、ベビーマッサージを学ぶことは、家族の発達ケアを行うためのエビデンスに基づいた方法を理解でき、またお子さんとのコミュニケーションも深められる素晴らしい方法です。
わが子に最善のケアを提供するため、ベビーマッサージにおけるあらゆる内容を理解したいと考える保護者は多いです。資格取得にあたり、すべてのカリキュラムに参加される保護者も少なくありません。
ベビーマッサージの認定取得のためには、「独自の学び」「エビデンスに基づいた専門的なトレーニング」そして「家族を支援したいという意欲」が必要です。
マッサージセラピスト、医療提供者、児童発達の専門家、そして新しいキャリアを始めようとする思いやりと情熱のある方々は、ベビーマッサージの指導者として大きな成功を収めています。
ベビーマッサージ指導者養成講座のトレーニングを受けることで、指導者は、安全かつ効果的に包括的なサポートと教育(知識や技術)を提供が可能です。
包括的な学びにより、家族が子どもをマッサージする能力を高めることができるのです。
ベビーマッサージ指導者養成講座は、子どもへのマッサージを目的に、ご家族を指導する技術とその応用力を習得できるよう最適に設計されています。
どんな人がベビーマッサージの指導者になれますか?
ベビーマッサージ指導者養成講座はさまざまなバックグラウンドをもつ方を歓迎しています。
講座に参加するためには、事前のトレーニングや教育的な前提条件は必要ありません。
ベビーマッサージ指導者養成講座では直接乳児にマッサージを提供するのではなく、保護者にマッサージを行う方法を教えるものです。
講座では、新しいキャリアをスタートさせたり、自分がもつプロ資格の幅を広げるために、エビデンスに基づいたベビーマッサージを実践するために必要な知識を学んだりできます。
下記にあげるような方々は、ベビーマッサージの講座を受講することで大きな学びがあるでしょう。
- あらゆる場面で活躍できるよう、施術の幅を広げ、スキルを向上させたいと考えているマッサージセラピスト
- 看護師、理学療法士、作業療法士、チャイルドライフスペシャリスト、NICUスタッフなどの医療提供者
- 助産師、ドゥーラ、出産への教育をする方、授乳コンサルタントなど妊娠出産、育児に関わる人
- 子どもの発達関連の仕事をする人、乳児や幼児教育のサポートや助言をする人
- マタニティもしくは親子ヨガのインストラクター、親への教育等を行う人
児童発達、教育、医療の専門家の方々に、ベビーマッサージの資格を経歴に加えるのをおすすめしています。べビーマッサージのスキルの取得は、キャリアを向上させると同時に家族をサポートすることもできる、すばらしい資格です。
今回のコラム、いかがでしたか?
ベビーマッサージの習得はさまざまな人に開かれ、また学びの大きいものだといえるでしょう。
では、「ベビーマッサージの取得後にできること」、「ベビーマッサージの国際資格」についてなど掘り下げていきます。