タッチセラピーコラム 8/1|ベビーマッサージを教える際の6つの注意点とは?

ベビーマッサージは古くから行われている習慣です。

親子の絆を深め、ストレスを軽減し、赤ちゃんの発達段階にも役立つなど、赤ちゃんと保護者、双方に大きなベネフィットをもたらします。

しかしベビーマッサージを教える際には、よくある落とし穴があるのです。

今回は、ベビーマッサージの体験をより楽しいもの、また効果的なものにするために注意すべき内容を  6つに絞ってをお伝えします。

リドルキッズのベビーマッサージ認定指導者としての目標は、保護者や介護者に正しい技術を教え、赤ちゃんにタッチケアの効果を提供することです。

正しくて有益な指導のために、ベビーマッサージを教える際によく見られる一般的なミス、またミスを避ける方法について見ていきましょう。

1. 「同意」の重要性を見落してしまうこと

もっとも重要なミスのひとつは、施術に対して赤ちゃんの「同意」を確認しないことです。

赤ちゃんは、すべての親が理解できるような言葉では同意を伝えられません。でもボディランゲージなどでは示せます。

保護者には、赤ちゃんの合図を常に観察するように促しましょう。

もし赤ちゃんが不快そうにしていたり、泣き出したりしたら、マッサージを中断し、のちほどやり直すことをお勧めします。

ちゃんとの境界線を尊重するのは、信頼感と安心感を育むことであり、ベビーマッサージには欠かせない要素なのです。

2. ステップ(手順)を急ぎすぎること

ベビーマッサージは単なる肉体的な行為だけではありません。介助者と赤ちゃんの感情的なつながりも大切にしています。

そのためマッサージの手順を急いでしまうと、マッサージが単なる作業になってしまい、全体的な効果が損なわれてしまいます。

保護者には、ゆっくりと時間をかけて、赤ちゃんがマッサージにおける各ステップに慣れるように指導しましょう。

また子どもとの絆を深める機会にしてくださいね。

3. 質のよいオイルの使用を怠ってしまうこと 

マッサージに使用するオイルの選択はマッサージ体験に大きく影響します。

まちがった種類のオイルを使うと、赤ちゃんの敏感な肌を刺激してしまう可能性があります。保護者の方へは、ココナッツオイルやホホバオイルのような、コールドプレスされた天然の食用オイルを使うよう勧めてください。

これらのオイルは赤ちゃんの肌によく、手や足のマッサージ中に赤ちゃんが多少口にしてしまっても安全です。

4. 赤ちゃんにとって最適な時間を考慮しないこと

赤ちゃんにも自分が好きなスケジュールがあることを理解することが大切です。

マッサージに最適なのは、赤ちゃんが静かな状態で覚醒しているときとリラックスしているときです。

保護者には、そのようなタイミングを見極め、上手に利用できるように指導しましょう。

赤ちゃんの機嫌が悪かったり、眠そうにしているときにマッサージをすると、ネガティブな気分にさせてしまい、それ以降のベビーマッサージを嫌がってしまうかもしれません。

5. 親の快適さを軽んじること

ベビーマッサージは赤ちゃんだけではなく、親やお世話をする人にとってもリラックスできる充実した時間ですしかしマッサージをする人が、マッサージ中に不快感を感じていると、マッサージに十分に集中できなくなるでしょう。

保護者には、ベッドやソファ、または床の上のマットなど、マッサージに適した快適な姿勢を見つけるように促してください。

6. フォローアップを忘れてしまうこと

最後に、ォローアップを忘れないことが重要です。

指導をした保護者は、自宅でマッサージを実践するうちに疑問や課題を持つようになるはずです。

対面でやビデオ通話で、あるいはEメールなどで、フォローアップのサポートを提供により、保護者の自信とスキルに大きな違いが生まれます。

赤ちゃんマッサージを教えることは、充実した仕事です。

マッサージの経験が赤ちゃんと保護者の両方に楽しく、有益なものになることが重要です。

 

これらのよくある注意点を避けることで、あなたの指導が効果的で、関係者全員を尊重し、豊かなものにすることができるでしょう。