タッチセラピーコラム 8/30|【改善例まとめ】自閉症をもつ子へのタッチセラピー
これまで、触れられることを嫌がる・触れてはいけないとされることが多かった自閉症をもつ子ども達へのタッチが、昨今大きく注目されています。
自閉症は、感覚器系の機能不全と触覚系の機能不全を特徴とし、しばしば特定の光、音、匂い、触覚などを嫌がるとされています。
自閉症の子どもたちは、身体的な接触に抵抗しがちだと認識されながらも、多くのセラピストや保護者たちが、自閉症スペクトラムとみなされる子どもたちにタッチセラピーを行うことで、症状が改善されている状況は、とても興味深いものがあります。
子どもが心身ともに健全に成長していくためには、愛情のこもったタッチが必要不可欠であることはわかっています。
その中で自閉症の子どもたちには、彼らの特性に配慮したタッチセラピーを施術することが重要になってくるのです。
そして、特性を理解し、配慮した上でタッチセラピーを施せば、大きな効果が現れることも証明されるようになりました。
自閉症(自閉スペクトラム症=ASD)が、子どもたちに与える影響は簡単に定義できるものではありません。多くの子どもたちに、多動性、注意力の欠陥、筋肉の萎縮、睡眠や消化器系のトラブルなどが見られます。
そしてタッチセラピーには、これらの症状すべてを改善させる可能性があるのです。
ゆったりとリラックスできる
リラックスすることで、眠りやすくなる
不安やストレスの軽減
突発的・衝動的な行動が少なくなる
友達と遊ぶ時などの社会性の向上
周囲に気を配れるようになる
注意力を高めることができる
言語能力の向上
接触刺激や肉体的感触に慣れる
身体認識と歩行の向上
筋肉のけいれんを和らげる
★ 保護者への効果
子育てにおいてポジティブな変化を感じられるようになる
我が子の特性や困りごとと、しっかり向き合えるようになる
ティナ先生が当協会の自閉症タッチセラピー指導者養成講座を開催する中で、必ずお伝えしていることは、【タッチセラピーはオーダーメイドである】こと。
基本的な知識と技術を駆使しつつ、相手の子を尊重し、相手が何を必要としているのかを見極め、その子にとっての最善の方法をタッチを通して提供します。
時には、言葉を使わないコミュニケーションを通して心を通わせることもあります。
下記では、以前にもこのタッチセラピーコラムでシェアさせていただいた自閉症タッチ講座の卒業生さんからの届いた具体的な改善例もご紹介しています。
★タッチに出会う前のようす
★タッチ後の変化
★保護者自信の変化
★その他の改善例