タッチセラピーコラム 1/30|子ども同士のタッチ!「キッズインコンタクトとは?」
「キッズインコンタクト(Kidz in Contact™)」という言葉は耳慣れない方が多いかもしれません。
キッズインコンタクトとは、当協会が今の時代だからこそ、広げていきたい子どもたちへのタッチセラピープログラムです!
具体的には、学童期の子どもたちが、お互い(仲間)をタッチをし合うことで、
集団生活のなかで「仲間意識を築く」「社会性を高める」などを目指します。
子どもたちの「心と体の発育」もサポートし、
「自分自身を大切にできるようにもなる」タッチセラピーなのです。
昨今、さまざまな要因で、日常生活のなかでストレスを抱える子どもが増えていると聞きます。コロナ禍における不安からの影響もゼロではないでしょう。
今まで以上に、子どもの「心の健康」も考えていかなければならない時代です。
保育園や幼稚園、学校は、子どもにとってさまざまな人と関わりながら、社会性を身につける大事な場所です。
しかし、自身が置かれた教育環境になじめず、「不登校」や「引きこもり」「小児うつ」などの悩みを抱える子も一定数いるのが現実です。
保護者はもちろん教育現場に携わる方にとって、悩みを抱える子どもたちに、
安全で健康的な解決法を提示してあげることが急務となっています。
その解決法のひとつとして、「キッズインコンタクト」がお役に立てると我々は信じています。
近年、悩みや不安を抱える子どもたちに対し、キッズインコンタクトが教育現場にて取り入れられることが増えているのです。
学童期特有の、繊細な心を大切にするため、仲間同士の触れ合いは心身の発育に欠かせないという認識が増えてきたためです。
ティナ先生からのメッセージ
キッズインコンタクトは子どもが子どもに行う、仲間同士のタッチプログラムです。
子どもたちは、タッチに対して自ら主導権をもつことで、「相手への尊重」や「相手との健全な距離間」「タッチの許可を得ることの重要性」などを学んでいきます。
子どもがタッチを受けたくないときには、タッチを受ける必要は決してなく、別の日に別の部位のタッチを望む場合もあります。
こうした子どもの主導権こそが、健全な心身を育むタッチとは何なのか、どのようにタッチを使えば良いのか、メリットはどのようなものかなど、探求していくカギとなります。
キッズインコンタクトの「コンタクト(接触)」という言葉は、
「身体的タッチ」「心の結びつき」「コミュニケーション」など、
安全なタッチを行うことで相手を尊重し、健全な敬意を表すことと定義されます。
キッズインコンタクトは、学校現場において、子どもたちが安全で健全なタッチを学ぶことのできるプログラムです。
子どもたちは、このプログラムを通じて、良いタッチと悪いタッチの違いや、健全なタッチによって相手をどのように尊重するか、また自分がタッチが必要と感じたときに、どのようにタッチを要求すべきかなどについて学びます。
私たち大人は、タッチの力を通じて、子どもたちが必要とする重要なニーズを満たせるよう努めることができるのです。
次回は、「キッズインコンタクト指導者養成講座」について詳しくお伝えしますね!