小児タッチセラピー指導者養成講座とは

小児タッチセラピー指導者養成講座とは、医療ケアを必要とする子どもたちのためのタッチセラピーを学び、その方法を指導していく方を育成する指導者養成プログラムです。 

本講座では、小児タッチセラピーの技術と理論、年齢・症例/病状に応じたアプローチやコミュニケ ーション、入院治療を受けている子どもたちへの接し方とマッサージ法、小児タッチセラピーに関する調査研究と利点、そして病と闘う親子への指導法が学べます。

すべてのプログラムは、協会代表のティナ・アレンが米国を中心とした医療従事者たちと開発した内容です。 

◆ 小児タッチセラピー指導者養成講座 Ⅰ(基本編):
小児への基本的なマッサージの方法とダウン症、白血病、脳性まひ、自閉症、関節リウマチなどを含む16症例の症状についてタッチの方法を学ぶ基礎講座です。

 

◆ 小児タッチセラピー指導者養成講座 Ⅱ(上級編):
脳性まひ、脳損傷や神経系の疾患の子どもへの対応法を詳しく学び、Ⅰで学んだ内容についても実習時間を長くとって練習を重ねていきます。

▶︎ 小児タッチセラピー指導者養成講座 I & II 概要はこちら

講座修了者には、国際リドルキッズ協会より「小児タッチセラピスト認定証(Iのみの受講者)」と「小児タッチ上級セラピスト認定証(IとIIの受講者)」が授与されます。

★2025年秋 初開講★小児タッチセラピー指導者養成講座 III(上級・実践編)

講座概要

小児タッチセラピー指導者養成講座 IIIは、小児タッチセラピーの知識と技術をさらに極めたいタッチセラピストにとって飛躍的な進歩をもたらすものです。

2日間におよぶ講座では、小児タッチセラピー指導者養成講座 IとIIで学んだ基礎をもとに、複雑な小児疾患、症状、診断に焦点を当てて知識を深めながら、さらなる技術を磨きます。また、実際の医療現場にて高度な治療計画を開発し、それを応用するための包括的なアプローチを提供します。

こんな方に受講していただきたい講座です

・わが子にタッチセラピーをしたいご両親
・障がいや医療ケアを必要とするお子さんのご両親
・医師、助産師、保健師、看護師、理学療法士、作業療法士など医療の専門家
・保育士、幼稚園教諭、教師といった子どもたちの教育に携わる方
・療育士、放デイ指導員、児童発達支援指導員、福祉士など療育のプロ
・臨床心理士、カウンセラー、セラピスト
・その他「小児タッチセラピー」に興味のあるすべての方々

 

講座の流れ

1日目:理論】高度な理論的洞察と治療計画の作成

初日には、小児疾患の複雑性とそれに対応するタッチセラピーの技術と手技について深く掘り下げていきます。タッチセラピーの理解を深め、個々の患者に合わせた治療計画を立てるスキルを習得できるよう構成されています。

· 小児疾患の徹底分析:小児疾患における特定の症状や診断に対してのタッチセラピーの適応について深掘りします。

・高度なタッチセラピーの技術:さまざまな症状に適した最先端の手技を学びます。

・個別にカスタマイズされた治療計画の策定:2日目に参加する医療的ケア児とそのご家族に向けた、実際の症例に基づいた個別治療計画を作成します。

・講師ティナ・アレンからの直接指導:個別治療計画の内容に関して直接指導を受け、実際の症例と理論的応用に焦点を当て、貴重な洞察力を身につけます。

 

【2日目:実践】医療的ケア児とそのご家族を迎えて

2日目は、実践に焦点を移します。ご家族にも参加していただき、治療計画を実施するにあたっての現実的な状況を提供していただきます。この実践的な経験は、小児マッサージとタッチセラピーの実践におけるダイナミックな性質を理解する上で不可欠です。

· 治療計画の実施:1日目に作成した個別の治療計画を実際のクライアントであるご家族に適用します。

· 直接フィードバックを受けながらの実技練習:ティナ・アレンの指導の下でタッチセラピーを行い、即座に建設的なフィードバックを受けます。

· 実際の状況に合わせたテクニック:各子供や家族のユニークなニーズを満たすために、テクニックやアプローチを適応させる方法を学びます。

· 復習と振り返り:経験や成果について話し合い、セラピーのテクニックを磨くための徹底的な復習セッションを行います。

この講座を受講すると

この講座を修了した受講生は、高度な小児タッチセラピーの理論的および実践的な面について深い理解を得ることができます。また、タッチセラピーのスキルを向上させ、子どもとその家族のニーズに合わせた質の高い、思いやりのあるケアを提供できる準備と心得を整えた上で講座を修了します。

受講資格

小児タッチセラピー指導者養成講座 I および II を修了したタッチセラピスト

ティナ先生からのメッセージ

治療中の子どもたちは、肉体的にも精神的にもさまざまな困難を抱えているため、個々の状況に合わせたマッサージ技術が求められます。本講座では、そうした子どもたちに対する手技方法を学び、また個々の子どもたちの状況にどのように適応していくべきか、その利点や重要性についても考えていきます。さらにセラピストは、マッサージの前、最中、終了後と、子どもたちひとりひとりのことを考え、対応していくことが求められます。

医療ケアを必要とする子どもたちと接するにあたって、最も重要なことは、子どもたちに尊敬をもって接する方法を理解することです。私たちは常に、ひとり一人の子どもたちに対して、彼らの状況に応じたプライバシーを尊重していかなければなりません。本講座では、子どもたちを尊重し、注意深く配慮しながら、正しい方法でマッサージを紹介していく方法を伝授していきます。

 

 

 

 

ティナ先生と小児タッチセラピー

ティナ・アレン氏は、アメリカ・ロサンゼルスの小児病院で初めて包括的なタッチケアのプログラムを開発・実施しました。

そのマッサージトレーニングの対象となったのは、難病を抱えたリハビリを行う子どもたちに関わるボランティアマッサージセラピストたちです。

難病をかかえた子どもの中には、新生児集中治療室や新生児及び幼児救命センター、脳性まひ、二分脊椎、網膜化細胞腫など、大変深刻な状況にある子どもも含まれています。

その後世界的に有名なアメリカの大学UCLAにある「Mattel子ども病院」と「Cears-Sinaiメディカルセンター」にて、数々のマッサージセラピスト、ボディワーカー、看護師、医師、そして、その他健康管理のスペシャリストたちと、本トレーニングを開発してきました。小児マッサージプログラムを開発しました。

日本でも国立成育医療センターなどにて、保育士・看護師・保護者やスタッフへの指導を行うなど情熱的にボランティア活動も行っています。

・これまで触れてはいけないとされていた子
・触れられるのが嫌いだとされていた子
・誰にも触れられずにいた子
・どうして良いかわからず苦しんでいた親御さんたち

多くの方がティナ・アレン氏の届けるタッチに癒され、救われています。

講座は、医療従事者はもちろん、必要とする全ての方を対象に、様々なケースにおけるタッチケアの利点や重要性についてリサーチに基づいた進歩的で包括的な指導法を伝授します。

国際リドルキッズ協会は、本トレーニングを通じて、多くの人々が医療ケアを必要としている子供たちにマッサー ジを伝えていけることを望んでいます。

日本ではまだ広まっていない病院や医療機関でのマッサージ法について、米国の先駆者から学び、治療中の子供たちとお母さんお父さんを励ましていきませんか?

本講座の注意事項

本講座の注意事項 本講座は、お母さんやご家族などにタッチの方法を教える資格です。「タッチ」「タッチセラピー」という名目で、小児患者に直接、タッチ療法を行うためには、別途の資格(※)を保持している必要があります。本コースの受講により、直接の手技療法ではなく、指導が行えるようになります。不明な点があれば事務局までお問い合わせください。

(※):あんまマッサージ師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士、看護師、医師などの免許です

For English-speakers

All courses held in Japan are conducted in American English by Master Teacher, Tina Allen and provide consecutive Japanese interpretation.  Other translation/language services may be available, please inquire.

Questions and registration may be sent in English to Liddle Kidz Kidz Japan at: info@liddlekidz.jp