この度、アメリカのWomensNet という
女性が経営する事業へ助成金提供などを行う
民間の
オンライン組織に
国際
リドルキッズ協会の活動が評価され、
ティナ先生が賞
を受賞しました!
 

 

 

WomensNet ホームページより、画像をお借りしました)

 

ティナ先生は、組織の元となる
The Amber Grant】という基金から
The Non-Profit Grant】を受賞。
10,000ドルが助成金として付与されました。

 




▼受賞を受けてのインタビューの模様▼
(実際の動画はこちらでご覧いただけます)


WomensNet: こんにちは。今日は、第4四半期の「The Non-Profit Grant」の受賞者を紹介できることをとても嬉しく思います。国際リドルキッズ協会の創設者兼代表であるティナ・アレンに1万ドルを贈呈します。

ティナ先生: 本日はお招きいただき、本当にありがとうございます。国際リドルキッズ協会の代表として今回のことを大変光栄に思っています。

国際リドルキッズ協会の活動について

WomensNet:今日はお時間を作っていただきありがとうございます。まずは、あなたの組織、そして活動内容について、少し教えてください。

ティナ:もちろんです。国際リドルキッズ協会は、小児や幼児のタッチセラピーを安全かつ効果的に実践することを目的とした組織として設立されました。リドルキッズには、大きく分けて3つのプログラムがあります。1つ目はセラピストの養成と資格認定で、医療従事者や専門家にあらゆる場面で乳幼児や小児のマッサージを提供する方法を教えるものです。その範囲は非常に広く、例えばNICUで治療を受ける乳児に対応するプログラムもありますし、がんや自閉症などさまざまな診断を受けた子ども、トラウマを抱えた子ども、緩和ケアを受ける子どもにもおよびます。私たちは、専門家に情報を提供することで、子どもの親御さんたちを最大限にサポートできるようにしたいと考えています。これが1つ目の、規模としても非常に大きいプログラムです。

(注)日本国内での場合は、プログラムを受講されるのは医療従事者や専門家の方に限りません。資格を持たない親御さん達も、多く参加されています。

2つ目のプログラムは、病院を拠点としたタッチプログラム開発で、世界中の医療機関に出向いて、小児タッチセラピーを病院に導入するためのお手伝いをしています。このプログラムの特徴は、小児タッチセラピーの導入を一括して請け負い、私がガイドラインや方針、手順を作成し、院内スタッフに指導をします。その後は医療機関が主導で院内でタッチを広げていくかたわら、私はサポートをする立場を維持していきます。幸運なことに、このような形で世界中でのべ100以上の院内タッチプログラムを開発し、小児タッチセラピーを多くの環境で実施することができました。

3つ目は、iTEP(国際治療交流プログラム)です。iTEPでは世界中の政府やNGOと協力し、タッチセラピーを治療や介入として受けることができない地域へ訪問します。国際リドルキッズ協会でトレーニングを受け、セラピスト認定を受けた仲間からなる人材を選出して”グローバル・アンバサダー・チーム”を結成、タッチセラピー介入やトレーニングなど、無料で提供します。私たちが提供するタッチプログラムはすべて、持続可能であることを目標としていますので、現地の方々にタッチを知ってもらうことから、施術ができるようになるまでを取り入れたこのプログラムは非常に合理的で有意義なものです。これまで病院から孤児院まで、世界中のさまざまな団体で導入することができました。そして、そのような団体と現在も継続的に良好なコミュニケーションが取れていること、そして、各団体がその技術を使うことで、子どもたちが恩恵を受けていると知ることができるのは、非常に幸運なことです。

 

社会に届けたい想い

WomensNet: 素晴らしい活動ですね。小児タッチセラピーや、他に提供しているプログラムについて、私たちに「これだけは知っておいて欲しい」ということはありますか?

ティナ: おそらくそれは、「メリット」だと思います。小児マッサージやタッチセラピーの考え方にまだ混乱があるようにも感じています。子ども達にどのようなメリットがあるのか、まだ十分に認識が行き渡っていません。マッサージやタッチセラピーは、医学的な診断を受けている子どもたちだけに向けたものではなく、健康上問題がなくても、学校生活に不安をがある、トラウマを抱えている、ストレスを感じやすい、スポーツを頑張っている、などあらゆる子どもが含まれるのです。小児マッサージが多くの異なるアプローチで施術ができるのは、子どもにとって大きな利点でもあります。子どもが健全に成長するためには、タッチは必要不可欠であると、より多くの人々に認識していただけることを願っています。

大人がリラクゼーションや治療のためにマッサージを受けることについては多くの情報がありますが、子どもにとってのマッサージやタッチへの大きなメリットがあまり知られていない事実を、私たちはもっと認識すべきだと思っています。

 

助成金の使い道

WomensNet: そうですね。そして、それがリドルキッズのプログラムの強みでもありますね。では、1万ドルの助成金をどのように活用する予定ですか?

ティナ: 現在、協会が最も力を入れている活動のひとつがオンライン講座の拡大とコンテンツの充実です。世界中の医療従事者、専門家、親御さんたちが、スムーズにタッチセラピーを学べる環境を整備するのは、より多くの子どもたちとその家族にアプローチすることにつながります。助成金を活用し、オンラインコンテンツを充実させていきたいと考えています

 

WomensNet: 世界中の多くの方に届けられるのは、素晴らしいことですね。

ティナ: また私たちのプログラムは、様々な言語で提供されています。テキストだけでなく、タッチを用いた活動のために必要な資料も無料で共有しています。なぜなら国・文化問わず、講座を受講した人々が「協会から適切なサポートを受け続けている」と実感できるようにするためです。助成金は、世界中にいる受講生・卒業生のサポートにも非常に役立てられるとも考えています。

 

今後の目標

WomensNet: リドルキッズの今後の目標は何でしょうか?

ティナ: まず目の前にある大きな目標のひとつは、各講座のカリキュラムの改善です。常日頃から、最新の研究や情報を精査し、タッチセラピーの効果の裏付けに活かしていますが、今後はオンライン上でも受講生が容易にアクセスできるよう情報を構築していきます。受講生の中には、業務に忙しくなかなか研究論文などを読む時間が取れない医療従事者や、論文などを読み慣れていなかったり、専門家とは学習の方法が異なる保護者の方たちも含まれます。多様なバックグランドに関わらず、どの受講生にもアクセスしやすい、理解がしやすい、自身の状況に応用しやすい情報をまとめて提供していくこと。それが大きな目標です。

 

WomensNet: WomensNetとして、私たちのコミュニティはどのようにしてあなたのビジネスをサポートすることができますか?

ティナ: 最初にお願いしたいことは、コミュニティのなかで私たちの活動に興味をお持ちになった方は、ぜひリドルキッズのホームページをご覧になってください。ご自身の専門のため、ご家族のため、あるいは一緒に働いている仲間のため、ぜひタッチセラピーを役立てていただきたいと思っています。私たちの団体は、お互いが支え合ったうえで成り立っています。この「Women’s Network」というコンセプトの素晴らしいところは、人々が協力し合い、支え合い、個々のプログラムを成長させることで、社会にも貢献していくことができることです。もし、この話を聞いていて、ご自分の事業がリドルキッズと何らかの形で協力し合えるかもしれないと思う方がいらっしゃれば、ぜひ連絡をください。私たちがお互いをサポートし合うことで、より多くのことが達成できるよう、ネットワークを作ることが重要だと考えています。

WomensNet: その通りです。ぜひホームーページを教えてください。

ティナ: もちろんです。https://liddlekidz.orgです。
(日本版はhttps://liddlekidz.jp)

 

WomensNet: 本日はお時間を割いてくださり本当にありがとうございました。これからも、アメリカだけでなく、国際的に素晴らしい活動をされていくことを、私たちはとても楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。

ティナ: 本当にありがとうございました。とても光栄です。Jamaさん、Women’s Networkの皆さん、そして視聴してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。素晴らしい過去の受賞者の方たちを見て、私もその一人になれたことにとても感謝しています。