2014年度ボランティアと講座の感想③
【2014年度ボランティアと講座の感想 Sさん】
児童養護施設の職員さんへタッチケアを伝えるボランティアに参加させていただきました。
私にとっては人生二度目の児童養護施設。これから私になにができるかなぁ〜と考えさせられるボランティアでした。
トラウマをもつ子どもに対するタッチセラピー指導者養成を受講したのですが、何気ない言動がトラウマになり得ることを学びました。子どもたちには、「自分の身体を大切にしていいんだ、逃げていいんだ」ということを知ってもらう必要性を改めて感じました。
自分の体験の中で「あ!これは共有したら、みんなの学びになるかも!」と思って発言し始めた私も今では全く辛いわけではないのに話し始めたら急に涙が止まらなくなりました。
でも、後で気付いたのですが、その時あったことや、その時言われたことがすごく鮮明に思い出され、
「怖かったよね、つらかったよね」と初めて自分のことを認めることができて涙が出たのかなぁと今では思っています。
偏にタッチケアと言えど、デリケートな分野で、家族背景や病状など慎重に扱わなければならない問題がたくさんあることを痛感しました。
少しでも多くの子どもたちに優しく暖かいタッチが広がっていくことを願っています。ありがとうございました。