本講座は、医療ケアを必要とする子どもたちのための小児タッチセラピーを学び、その方法を指導していく方を育成する指導者養成プログラムです。 

プログラムは、ティナ先生が米国を中心とした医療従事者たちと開発した内容です。 

対象は、看護師、保育士、教師といった子どもたちに携わるプロの方々はもちろん、障がいや医療ケアを必要とする子どもたちとその親御さんをサポートしていきたいと願うすべての方々です。本講座では、小児タッチセラピーの技術と理論、年齢・病状に応じた接し方やコミュニケ ーション、入院治療を受けている子どもたちへの接し方とマッサージ法、小児タッチセラピーに関する調査研究と利点、病と闘う親子への指導法が学べます。Iは基礎講座、IIは応用講座です。 

講座修了者には、国際リドルキッズ協会より「小児タッチケアセラピスト認定証(Iのみの受講者)」と「小児タッチ上級セラピスト認定証(IとIIの受講者)」が授与されます。

講座概要

  • 小児ケアマッサージの技術と理論
  • 健常児へのチャイルドマッサージ
  • 医療ケア(※)を必要性とする子供たちへのマッサージストロークの方法
  • 各年齢に応じた接し方とコミュニケーション方法
  • こどもの成長と発達について
  • 小児マッサージに関する最新の調査研究とその見方
  • 小児ケアマッサージの利点
  • 様々なバックグラウンドを持つ子供たちへのマッサージ療養の考え方
  • 医療上、健康管理上、及び親への同意についての考え方
  • マッサージ手技の実践と練習

(※)ADD注意欠格、ADHD多動性障害、喘息、自閉症、癌、脳性麻痺、ダウン症、
若年性関節リウマチ、難聴、筋ジストロフィ、脊椎披裂、末期疾患、視覚障害など

講座の流れ

【最終試験】ⅠとⅡそれぞれの最終日には、2日間で習ったことを完全に理解しているかどうかを確かめるために、最終試験が行われます。試験の結果に対しては、必要な補足事項も説明されます。

小児タッチセラピーⅠとⅡの違い

Ⅰでは、小児への基本的なマッサージの方法とダウン症、白血病、脳性まひ、自閉症、関節リウマチなどの16症例の症状についてタッチの方法を学んでいきます。

Ⅱでは、脳性まひ、脳損傷や神経系の疾患の子どもへの対応法を詳しく学び、Ⅰで学んだ内容についても実習時間を長くとって練習を重ねていきます。

Ⅰのみでも活動は可能ですが、Ⅱまで続けて学習いただくとより理解が深まります。Iの受講後は「小児タッチセラピスト認定証」。Ⅱまでご受講いただくと「小児タッチ上級セラピスト認定証」をお渡ししています。

ⅡはⅠを受講された方のみ受講可能です。IとII、連続して受講される方もいれば、Iの翌年にIIを受講される方もいます。

 

こんな方に受講していただきたい講座です

  • わが子にタッチセラピーをしたいご両親
  • 障がいや医療ケアを必要とするお子さんのご両親
  • 医師、看護師、理学療法士、作業療法士など医療の専門家
  • 教師、幼稚園教諭、保育士といった子どもたちの教育に携わる方
  • 療育士、放デイ指導員、児童発達支援指導員、福祉士など療育のプロ
  • 臨床心理士、カウンセラー、セラピスト
  • その他「小児タッチセラピー」に興味のあるすべての方々

ティナ先生からのメッセージ

治療中の子どもたちは、肉体的にも精神的にもさまざまな困難を抱えているため、個々の状況に合わせたマッサージ技術が求められます。本講座では、そうした子どもたちに対する手技方法を学び、また個々の子どもたちの状況にどのように適応していくべきか、その利点や重要性についても考えていきます。さらにセラピストは、マッサージの前、最中、終了後と、子どもたちひとりひとりのことを考え、対応していくことが求められます。

医療ケアを必要とする子どもたちと接するにあたって、最も重要なことは、子どもたちに尊敬をもって接する方法を理解することです。私たちは常に、ひとり一人の子どもたちに対して、彼らの状況に応じたプライバシーを尊重していかなければなりません。本講座では、子どもたちを尊重し、注意深く配慮しながら、正しい方法でマッサージを紹介していく方法を伝授していきます。

ティナ先生と小児タッチセラピー

ティナ・アレン氏は、アメリカ・ロサンゼルスの小児病院で初めて包括的なタッチケアのプログラムを開発・実施しました。

そのマッサージトレーニングの対象となったのは、難病を抱えたリハビリを行う子どもたちに関わるボランティアマッサージセラピストたちです。

難病をかかえた子どもの中には、新生児集中治療室や新生児及び幼児救命センター、脳性まひ、二分脊椎、網膜化細胞腫など、大変深刻な状況にある子どもも含まれています。

その後世界的に有名なアメリカの大学UCLAにある「Mattel子ども病院」と「Cears-Sinaiメディカルセンター」にて、数々のマッサージセラピスト、ボディワーカー、看護師、医師、そして、その他健康管理のスペシャリストたちと、本トレーニングを開発してきました。小児マッサージプログラムを開発しました。

日本でも国立成育医療センターなどにて、保育士・看護師・保護者やスタッフへの指導を行うなど情熱的にボランティア活動も行っています。

・これまで触れてはいけないとされていた子
・触れられるのが嫌いだとされていた子
・誰にも触れられずにいた子
・どうして良いかわからず苦しんでいた親御さんたち

多くの方がティナ・アレン氏の届けるタッチに癒され、救われています。

講座は、医療従事者はもちろん、必要とする全ての方を対象に、様々なケースにおけるタッチケアの利点や重要性についてリサーチに基づいた進歩的で包括的な指導法を伝授します。

国際リドルキッズ協会は、本トレーニングを通じて、多くの人々が医療ケアを必要としている子供たちにマッサー ジを伝えていけることを望んでいます。

日本ではまだ広まっていない病院や医療機関でのマッサージ法について、米国の先駆者から学び、治療中の子供たちとお母さんお父さんを励ましていきませんか?

本講座の注意事項

本講座の注意事項 本講座は、お母さんやご家族などにタッチの方法を教える資格です。「タッチ」「タッチセラピー」という名目で、小児患者に直接、タッチ療法を行うためには、別途の資格(※)を保持している必要があります。本コースの受講により、直接の手技療法ではなく、指導が行えるようになります。不明な点があれば事務局までお問い合わせください。

(※):あんまマッサージ師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士、看護師、医師などの免許です

For English-speakers

All courses held in Japan are conducted in American English by Master Teacher, Tina Allen and provide consecutive Japanese interpretation.  Other translation/language services may be available, please inquire.

Questions and registration may be sent in English to Liddle Kidz Kidz Japan at: info@liddlekidz.jp