NICU

様々な合併症の対処と治療について

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こんにちは、国際リドルキッズ協会の阿部です^^

NICUにいる赤ちゃんは特定の病気や症状だけでなく、体全体に問題があるケースもあります。一般的には新生児は体温がコントロールしにくいため、早産の赤ちゃんは低体温になり脂肪や熱を作るエネルギーが足りなくなってしまうことがあります。そのためNICUでは赤ちゃんを保育器や保温器に入れて状態を観察しています。また早産の赤ちゃんの血管は未発達なので血圧の変化にしっかり対応できない為、血管が破れやすい特徴があります。低血圧や高血圧のリスクも高くなってしまうのです。そのような様々な合併症の対処と治療についてご紹介します。

 

摂食について

食事に関しては体の働きがまだ不安定のため、早産の赤ちゃんには栄養摂取が難しい場合もあります。摂食することは赤ちゃんにとってエネルギーを使う大切な働きであり、NICUにいる早産児は自分の力で何かを口にするのは難しいのです。そのため、摂食困難の場合は点滴で栄養補給したり、チューブを通して摂食する場合があります。しかし壊死性腸炎のような場合もあり、消化器系に問題がある場合などは別な処置がとられています。

栄養摂取で関連することのひとつに「逆流」があります。一般的に赤ちゃんは生まれて数か月の間はある程度の逆流があり、授乳の後に吐いたりすることは特に珍しくはありません。しかし生後28日未満の場合、新生児は筋肉の緊張が弱いために逆流する働きにも問題が生じることがあります。食道と胃の間の筋肉が発達してないと、酸性の胃のなかのものが食道に逆流してしまいます。酸が食道に刺激を加え摂食自体に問題が出てしまう可能性があります。早産の赤ちゃんの場合は神経系が未発達のため、筋肉をコントロールできない問題もさらに抱えてしまうのです。逆流は喉が詰まるとさらに深刻な状況になってしまう場合もあり、新たな問題が生まれてしまうこともあります

 

感染について

集中治療室にいる赤ちゃんは感染しやすい状況にあります体の粘膜が発達してない為、ウイルスやバクテリアが体内に入ってきた時、まず防いでくれる働きが弱いという特徴があります。そのため正しい予防ができない為、十分な注意や観察が必要になります。NICUには免疫の病気を抱える赤ちゃんがくることもありますので、ウイルスが外部から持ち込まれてしまう可能性があり、感染が広がる恐れもあります。看護師さんが赤ちゃんをケアする際、とくに一度に複数の赤ちゃんを担当する時は病原菌を運んでしまうリスクがあるため、NICUのスタッフは清潔な環境を常に維持して、感染予防を行っています。

 

 

早産がもたらす潜在的なリスクについて

早産と聞くとお母さんや家族を始め、周囲の人は大変恐怖を感じてしまいます。しかし出産予定日よりも早く生まれても、全てが悪いことではありません。出生時の体重が800グラム以下の「ミクロ早産児」の場合でも、約60%が20ヶ月の神経学的試験により正常になります。では早産でどのような潜在的なリスクがあるのか、早速見ていきましょう。

 

聴覚と視覚に関するリスク

早産の赤ちゃんは視覚障害や失明になる未熟児網膜症になるリスクがあります。早期発見すれば治療ができるので、早産の赤ちゃんはなるべく早く検査を受けます。治療は麻酔とレーザーにより、ほとんどの場合で完全に回復しています。

 

学習に関するリスク

早産の赤ちゃんでもっとも多いリスクが学習障害です。障害の度合いは軽度から重度までさまざまですが、学習障害は誕生した時点ではわからない場合がほとんどで、学校に通うまで判明しないことがあります。学習障害のなかでももっとも影響を受けるといわれているのが数学です。そのため少しでも障害を減らす為にはヘッドスタートや早期の介入が大切になります。

 

消化や摂食に関するリスク

早産児は一般の赤ちゃんのように生まれすぐに母乳やミルクを飲むことはできません。しばらくの間は点滴や鼻からのチューブで栄養をとっています。生まれてすぐにこのような形で摂食をするので、将来的に固形食を食べるのが困難になる、摂食を拒否する、食べるものが限られてしまう、発育が遅くなるなど長期的に問題を抱えてしまう場合があります。

 

呼吸に関するリスク

早産児の方が一般の赤ちゃんよりもリスクが高くなるのがぜんそくや気管支炎などです。これらの疾患は合併症として気管支肺異形成症になる可能性もあり、退院してからも長期的に酸素の供給を受けることも必要になります。

 

 

脳性まひのリスク

低体重で生まれるミクロ早産児の30%が脳性まひを発症するといわれています。脳性まひは動作と動きの調整がうまくできない疾患です。症状はそれぞれ異なりますが軽度から重度まであり、動きの問題だけでなく精神的な障害を伴ってしまう場合もあるのです。脳性まひの子ども達の多くが、日常生活を送るために車いすや補助器具、装具などを使っています。このようなリスクを少しでも減らす為に、出産前にできる予防策や出産直後の治療や対処がとても重要なのです。

 

タッチセラピーの素晴らしさとは?

早産の赤ちゃんはご紹介した様々なリスクを抱えて誕生します。命の危険を抱えながらNICUで治療やケアを受ける間は、大切なお母さんとの肌の触れ合いが不足してしまいます。タッチケアは特別なケアを必要とする子どもを始め、家族が抱える精神的な負担を減らす効果もあり、特に病気や疾患の回復になるメリットが多いことが注目されています。子どもには愛情のこもったタッチがなによりも心の安定に効果をもたらすケアなのです。

 

 

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