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江畑 由香

小児タッチ脳性まひ
2013.02.11更新

●小児タッチ 脳性まひタッチ
「活動報告」
「超重度心身障害児者の施設で働いている保育士です。お話大好きな方々にストー
リータッチをしながら笑顔いっぱい楽しくタッチしています。『楽しく心地よく』が
モットーです。日常生活程度なら手話もできます。

<活動レポート>
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「ケーキストーリータッチ」
環境:スヌーズレン
音楽:オルゴール(アルファー波オルゴール)
対象:成人重度心身障害者女性
施術者:江畑指導 その他施設職員

静かな音楽の落ち着いた環境でのスタートです。
私としては苦手な環境ですが穏やかに楽しく触れ合うことを目的にしました。私の声もなるべく抑えてやわらかな発声を心がけました。

では基本動作からゆきましょう。
「マッサージしてもいいですか?身体に触れてもいいですか?」
職員がざわめく。そして優しい空気に変わってゆく。
「あ~これ基本だよね。そういえば最近こういう風に利用者に話しかけたことない…」そんな声が聞こえた。
手をごしごしと温めながら
「ではゆっくりと体に触れてゆきましょう。こんな手で触れますよ。この部分を触れますよ。と伝える意味があります」
こんな講師じみた言葉なんて久しぶり。20代後半に手話の講師をしていた時以来だなぁ。。。
職員に人気があって盛り上がったのがオープンハート。
「ティOァO-だ!!」
緊張してた空気が動いた。さすが女性職員w反応がいい。
「利用者さんと話をしてどんなハートを描くか相談してください。小さいの?大きいの?カラフルなの?」
こそこそと話が始まる。ゆっくりと空気が温まる。最高!
クリスクロスは少し難しかった様子。実際私も苦戦した。
でもさすが重度障害の世界にいる人。脳や身体の話しをすると皆さんピンときてくれる。
「ではここで少し遊んでみましょうか」
「利用者さんの身体にケーキを作りたいと思います」
「え~!ケーキだって!面白いねぇ~」
和やかに楽しい空気。そうそう!私がほしのはこれ。
「オープンハートの変化形。まるい土台のカステラを置きます。全部で3つ」
「いっこ~にこ~さんこぉ」
施術者が楽しげな声を出しているのがわかる。
「ではクリームを塗りますよ。ぺた~しゅるしゅる~」
「ははっは!ぺたぺた~」
コミュニケーションが自然に始まる。顔を覗き込み相手の反応を自然に見るのはこの職の特徴。
「こんどはクリームを絞ります。軽く指でつまんでちょん♪」
「ちょんちょんちょん」
もう楽しくてたまらない遊び心の天才施術者たち。
「今度は小さなオープンハート。イチゴを置きますよ。ぽん」
「ぽんぽんぽん」
「たくさんおいてくださいね」
「ぽんぽんぽん」
「今度は利用者さんの好きなものを置きましょうか。お母さんとかいかが?」
「え~~~www」笑いが起きる。そして会話も。
「大きくておけない~」「つぶれるよ~」と笑っている。
「髪の毛のうねうねしている人はうねうね~」
「この人のお母さんは真っ直ぐだから・・・・」
考えてる考えてる。この考えることも大切だと思う。
「ケーキが完成しましたね。ではみんなで食べましょう。分けわけしますので、クリスクロスでカットです」
「よいしょよいしょ」
「みんなで食べたらお皿は空っぽ。なにもなくなってしまいましたね」(背中を蛇行させながら↓になでる)
「楽しいケーキの時間はおしまい。身体に落ち着いてもらうマッサージでおしまいです。」(↓へなでるタッチ)
「終わりになります。ありがとうございました」
自然に利用者へ「ありがとうございました」の言葉をかける姿が見える。素晴らしい職員たち。
順番を待っている利用者さんは声を出してせがんでいるのがわかる。
「まってよぅ。次行くから~~」と職員さん。
楽しい空気は部屋中に蔓延していました。

はじめての講習ドキドキしました・・・
でも「またやりたい」の声にはビックリです。
うれしかったなぁ。
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「きのこストーリータッチ」
久しぶりにいつもの子の担当。
午前中にきのこの歌で遊んだようなので今日はきのこでマッサージ。目的はいつも通り肺痰と笑いから来る大きな呼吸。

背中に手を置いて「Aちゃん背中やってもいい?」
少し考えているような彼女。
「今日はね朝の歌にあったきのこでやってみたいのだけど・・・」
にっこり笑う。うんYESもらえた!

よし!きのこをさがしにゆこう!
「ここかなぁ?」(愛情のタッチ)
「ん~みつからない。どこなかなぁ?」(指先でのタッチ)
「あっ!みつけた!」(すぼめた指をぱっと広げる)
にこにこにこ!!!楽しいようですw
「ここにも!ここにも!!」(ぱっ!ぱっ!)
「大きいきのこがはえてきたよ!」(上に向かって滑らせるタッチ)
しゅるしゅるっ!ぱっ!しゅるしゅる!ぱっ!
彼女大爆笑!こちらも笑ってしまう。
「おや?小さいキノコも・・・」(オープンハート)
にょきっ!にょきっ!にょきっ!
「うわぁ!あっちもこっちも!ぽこぽこぽこ!!」(オープンハート)
「地面が揺れているよ」
(肋骨と肋骨の間のマッサージ)←これは肺を動かすマッサージ
ぐらぐら!ぐらぐら!
「うわ!大きく揺れてるよ!」(肋骨(肺)のバイブレーション)←これも肺のマッサージ
「きのこがいっぱいだー!よし!全部とるぞ!」(クロス)
「よっせ!よっせ!よっせ!」(クロス)
終わろうと思ったけどもう一回彼女の笑顔が見たかったので・・・
「大きなきのこが!うわ!!」(両方の手で上に向かって滑らせて肩までのタッチ)
「ふぅ・・・全部とれたよ。なぁンにもなくなっちゃった」
(上から下へ滑らせるタッチ)
「今日のキノコ狩りお・し・まい」

話をしながらのタッチは楽しくてたまらない。
彼女以外にもそばで要求のありそうな目で見つめる人には
相談しながらお話タッチをする。
肺痰を目的にすることが多いのでリハビリや肺理学療法のマッサージも時々混ぜ込んでとにかく微笑んでもらえるものを考える。
恐竜がきたり、ねこが眠ってしまったり、リスが走り回ったり、花が咲いたり彼らの身体はいつも大騒ぎになる。腕の時にはロケットも発射させる。
声の強弱タッチの強弱と大小、時間。目的。気を遣う事はたくさんあるけどもちろんそれは「ティナ降りてこい!」の魔法で(いいのかこんな魔法でw)解決させてみる。
「触っていいかなぁ?」「マッサージしていい?」は
彼らと私の魔法の言葉になりつつある。