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【教育現場における5つのタッチの意義】

2015.10.15更新

<仲間同士の圧力に対して>
子どもたちにとって、教室という社会構造に適応することは、非常にチャレンジが必要なことであり、結果として、適応できない子どもたちも多くいます。クラスメイトの中には、友達を失ったり、友達を作れなかったりするように強要する子もいるでしょう。後で振り返れば、どんな選択をしたところで、真の友人は自分のそばにいたとわかるものですが、子どもがその時にそのことを理解することは難しいものです。親が子どもの友達を選び、一緒に遊ぶようセッティングすることもありますが、子どもも成長するに従い、親元を離れ、自分で友達を選ぶということを覚えていかねばなりません。

子どもたちは毎日いくつもの決断をしていますが、仲間の存在は、こうした子どもたちの決断や行動に影響を与えます。子どもたちが独立していくに従い、友達や仲間は子どもの人生により大きな役割を果たしていくのです。学校や部活動などで家族から離れる時間が増えると、仲間とのより親しい友情が育まれていきます。子どもたちは、協調したいために、仲間の言うとおりすることが多いですが、これは良い場合もあれば悪い場合もあります。

<勉強への心配について>
私たちは激しさを増す競争社会に生きています。親や教師はこうした競争社会に反応し、自分の子どもが成功し、他者よりも秀でていることを望みます。その結果、子どもに良い成績を収めたり、テストで高い得点をとったりするよう押し付けているのです。そして、こうした親や教師のプレッシャーが子どもたちの大きなストレスと心配の原因となっているのです

勉強への不安は、教師や親、そして仲間たちが成績の悪さを責めることによってもたらされます。子どもが勉強への心配を気にしはじめると、注意力が持続せず、集中力も欠け、記憶力も低下し始めます。子どもがこうした大きな不安に直面すると、明らかに成績にも影響が及びます。

<いじめについて>
昨今、いじめに関するニュースは、人々の注意をひきつけるだけでなく、メディアもメインテーマとして頻繁に取り上げる話題となっています。私たちが日々感じている以上にいじめの問題は起きており、米国国内だけでも、15-20%の子どもたちがいじめられていると推定されています。

ある調査研究によれば、いじめられる子どもの数は増えており、また、いじめの形態も変化していることが明らかとなっています。こうした変化は、攻撃的な映像やゲームなどのイメージが暴力に対する認識を鈍くさせていることに起因しています。社会が他者を非難することを許すことで暴力に対する認識は甘くなり、子どもたちは大きな危険にさらされることとなります。こうした配慮のない行動が、子どもたちのいじめへとつながっていくのです。

いじめっ子は、自分たちの力を使って相手をいじめます。それは、肉体的な強さであったり、人に知られたくない恥ずかしい情報を知っていたり、人気であったりといった力をもつことで、相手を支配したり、傷つけたりするのです。こうした力の不均衡は、同じ仲間内であったとしても、時間とともに異なる状況下で変化します。

いじめの犠牲者は、とても重大で長い期間に渡る多くのマイナスな影響を持ち続けることになります。いじめられた子どもたちは、引っ込み思案で、不安そうで、自信がなく、恥ずかしがり屋で、孤独で、孤立して、社会的行動を避ける傾向にあることが調査により明らかとなっています。また、多くのいじめられっ子が、食事や睡眠のとり方に変化が表れ、健康被害を訴えることが多いです。

<タッチ不足の影響について>
人によるポジティブなタッチは、子どもたちが最も欲する知覚的な影響だけでなく、彼らの健康的成長と発展に不可欠なものといえます。過去の調査研究や観察によると、タッチを受けなかった子どもたちは、感情的、肉体的、そして認知の側面からも成長が乏しいことが明らかとなぅています。健全なタッチを奪われた子どもたちは、タッチしたりされたりすることの基本的な必要性が麻痺してしまっているのです。彼らはタッチ恐怖症になってしまい、他人との間に感情的距離を置くのです。これは子ども時代に害があるだけでなく、その効果は一生を通してついて回るものです。

「タッチを奪われる」という健康上の被害は非常に大きく、行動的、生化学的にはもちろん、攻撃的行動、肉体的暴力を含む、ストレスや体の緊張を高めることにつながります。タッチを奪われたことによる身体の緊張は、最終的に個人の脳内の化学成分を変え、憂鬱症状をもたらします。また、タッチの欠如や睡眠妨害と強く関係するセロトニンレベルの低下も確認されています。 

<健全なタッチの良い効果について>
子どもたち、両親、そして教育者たちは、子どもたちが安心して、傷つくことなく、仲間同士で思いやりを築くための答えを探しています。人それぞれのタッチや触れあいの経験は、家族や文化がどうタッチについて受け止めているか、長年に渡り築き上げてきた信念、そして仲間との経験、などを含む環境によって影響を受けています。そのため、

すべての子どもたちが、健全で、愛情のこもったポジティブなタッチを一生通して受けることは必須なことと言えるのです。

また、子どもたちが受けるタッチの種類に応じて、彼らの脳にも直接的な影響が与えられます。生まれてから五才から七歳になる時期は、脳の発達が著しい時期なため、健全なタッチを教えることはもっとも重要な時期といえます。この時期の子どもたちは感覚刺激に非常に敏感です。

マッサージやタッチセラピーの調査研究によれば、健全なタッチはコルチゾールのレベルを下げ、セロトニンを増やし、結果として暴力や攻撃的行動を抑える効果があるといわれています。

私たちは、安全で健全なタッチを取り入れることで、子どもたちの将来に大きな効果をもたらすと信じています。その結果子どもたちは、面倒を見てもらっている、愛されていると感じ、良い意味で彼らの将来に影響を与える適切な選択をできる力を与えられていると感じられるようになるのです。

by ティナ・アレン

今年度も開講されます!
タッチを通して子どもたちに触れ合い方を伝える
キッズインコンタクト指導者養成講座

2015年11月8日(日)‐9日(土)@横浜
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残席数:6名 お申込はお早めにお願い致します!


<2015年度ティナ・アレン来日スケジュール>
11/7 パワー・オブ・タッチフォーラム2015 東京 残席有
11/8-11/9 キッズインコンタクト養成講座 横浜 残席6名
11/14-11/15 医療ケア小児タッチセラピー養成講座Ⅰ 横浜 残席6名
11/16-11/17 医療ケア小児タッチセラピー養成講座Ⅱ 横浜 残席10名
11/20-11/21 NICUの赤ちゃんのためのタッチセラピー養成講座 横浜 残席有
11/22-11/23 自閉症の子どものためのタッチセラピー養成講座 東京 残席8名
11/28-11/29 小児がんの子どものためのタッチセラピー養成講座 横浜 残席8名
12/19-12/20 医療ケア小児タッチセラピー養成講座Ⅰ 京都 残席8名
12/22-12/23 医療ケア小児タッチセラピー養成講座Ⅱ 京都 残席10名
12/26-12/27 自閉症の子どものためのタッチセラピー養成講座 京都 残席10名
1/9-1/10 医療ケア小児タッチセラピー養成講座Ⅰ 長崎 残席10名
1/15-1/17 ベビーマッサージ養成講座 東京 残席12名
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