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かかと刺しの前のマッサージが赤ちゃんたちの痛みを軽減する

2015.02.10更新

カナダのカルガリー大学とフットヒルズ医療センター小児新生児科の研究によると、新生児にかかと刺し(採血)を行う前に、足に2分間優しくマッサージを施すと、かかと刺しに対する痛みを軽減できることが明らかとなりました。これは、マッサージが痛みの伝達を抑えることから、新生児が実際に感じる痛みも軽減するということです。

NICUに入院中の新生児たちは、痛みを伴う診察や治療を繰り返し受けています。痛みを的確に伝える一番の方法は言葉による表現ですが、新生児たちは自ら痛みを言葉にすることができません。また、これまで新生児は神経の発達が未熟で、痛みの認知力がないと考えられていたために、痛みについての研究は、長い間行われてきませんでした。しかし、昨今ではカナダ小児学会と米国小児学会の報告書でも、新生児が感じる痛みに対するより高度な研究の必要性が強く提唱されています。

先に述べたように、言葉での表現ができない新生児が感じる痛みを調査することは難しいのですが、本実験ではNIPS(新生児痛み尺度)や心拍数、呼吸数、酸素飽和度の測定を行いました。これにより、言葉以外の方法として生理学上の変化により痛みを訴えることができるのです。本実験では、マッサージを行うことでNIPSと心拍数に良い変化が見られました。

NICUの新生児たちは日常的に痛みを感じている可能性が高く、また、痛みが生理的反応を起こすことで脳にも影響があることが考えられます。新生児の痛みを少しでも軽減することは、その後の治療や発達の手助けにもなると言えるでしょう。

Sunil Jain, Praveen Kumar and Douglas D McMillan(2006). Prior leg massage decreases pain responses to heel stick in preterm babies.Journal of Paediatrics and Child Health 42, p505–508

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